人影の消えた公園と音を立てずに揺れるブランコ
転がった赤いバケツと可哀相な蟻の死体
(がたん がたん)
夕やけにのびる長い影をみつめながら
何もしらないような笑い声をききながら
(がたん、)
君なんか消えてしまえばいいと思ったのはきっときっと私だけの秘密
(駆け引きなんて素敵な名前をつけるつもりはないけれど)
(飛び降りてしまおうかしら)