「ひだまりが こわいの」


あなたはひだまりの人だから
きっと夢の終末を知らない


冷える体温の匂いも
切り取る世界の寂しさも



だからほんとはね、
(救済なんか、いらなかったんだよ)
笑い飛ばしてほしかった



「ありがとう」と伝えたくて
深い爪跡がのこるだけ





(わたしがいちばんこわいのはね、)
(もう暗がりを愛せないこと)